こんにちは、ドローンエバンジェリストの松原です。

ドローン市場とリベルダージのサービスの関連について、これまで様々なお客様やパートナーに話してきましたが、一度整理したいと思います。

ドローンはインプレス総合研究所が出版されているレポートによると、2018年度で国内のドローン市場の規模は860億円で、2020年度には1753億円、2024年度には3711億円になると予想されています。
この市場の成長率は近年稀に見る規模で、私が長らく第一人者をやっているCRM市場(ITでも有数の大きな市場)でも2018年度の国内市場は1100億超なので、企業の心臓部とも言える市場に匹敵する規模と言えます。

その急成長を続けるドローン市場は主に3つのサービスに分類されます。

1つは「機体市場」、もう一つがバッテリー等の消耗品、定期メンテナンス費用、保険といった「周辺サービス市場」、最後がドローンシステム等の産業での利用をメインとした「サービス市場」となります。

分かりやすい言い換えれば、IT業界における「ハードウェア」「周辺機器」「ソフトウェア」に分かれているということですね。

IT業界をご存知の方であれば理解されていると思いますが、この3つの分野は同じものを扱うにしても全く異なる分野になります。機体を主体とするハードメーカーがサービス(ソフトウェア)に手を出そうとしてもノウハウがないですし、サービスのソフトウェアメーカーが機体を作るというのもノウハウや設備的に厳しいです。

当然ながら、企業ブランドとしてどの分野を主体としているのかは発注側も見極めが必要となります。

リベルダージでは、早くから得意分野の「サービス市場」を主眼としてビジネスを展開しておりますので、これまで第一人者として培った経験や業務ノウハウをそのまま活かすことが出来ます。
「機体」や「周辺サービス」についてはメインではなく代理店として取り扱っています(笑)

では、この「サービス市場」は今後どうなっていくのでしょう?

この分野は目視外飛行が解禁になった昨年末くらいから顕著に動きが激しくて、弊社にも元々付き合いのある企業だけでなく、新規の企業からも多くの問合せをいただいていて、毎日対応に追われている状態ですが、今後もっと激しくなるであろうことは十分に予想されます。
市場の予測でも、サービス分野は2024年度に他が3倍程度なのに対して、16倍ほど伸びて2530億円の規模になる(他の3倍以上!)と言われているくらいです。

その中で最も話が多いのは自動操縦(オートパイロット)におけるプログラミング実行です。

当然ながら、ドローンはLinuxを搭載しているIT機器で、最も高性能なIoT機器にして「空飛ぶIoT」とも言われてる通り、唯一の空飛ぶセンサーです。
それらを既存のIoTソリューションと同様に組み込みで活用したいと思うのは必然とも言えます。

ということは、今後プログラミングされて自動で飛行するドローンの活用が主戦場と予想されますが、ドローンパイロットはどうなるのでしょうか?

リベルダージも国土交通省に認定されているドローンスクールですので、当然ながらパイロットはたくさん育成したいところなのですが、ドローンをIoTとして活用することが主体となると、ドローンパイロットの活躍の場は大幅に減少します。

とはいえ、全くなくなるわけではなく、オートパイロットで動かしていると言えども、安全運行管理者は必要になります。ただし、そのパイロットは緊急時やいかなる場面でも正確な操作が出来るだけの相当な熟練パイロットである必要があります。
この熟練度もただ飛ばす時間が多いから良いわけではなく、ビジネスレベルの高い技能と経験を持っているパイロットということになります。
(リベルダージではビジネスレベルの技能を習得していただく講習も行っています)

ドローンは現在IT業界はほとんど介入していませんが、今後オートパイロットが主体となると主導を取るべきはIT業界と考えています。
当然ながら、リベルダージはIT業界に属するコンサルティング&SI企業でソフトウェア分野では優秀な技術者と多くの産業での経験を持っていますので、「サービス市場」においては強みを活かせますし、今後も多くのソリューションやサービスを提供していきたいと考えております。

ちなみに、機体市場ではすでに日本は後塵を拝してしまっておりますが、サービス市場はまだ定まっていない分野ですので、リベルダージはサービス市場においては日本が世界のトップ(ソフトウェアにおけるシリコンバレー)となれるようにしたいと考えています!!

ドローンのソリューションやサービスについてお困りの方は、大小問わず気兼ねなくお問合せください。

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