こんにちは、ドローンエバンジェリストの松原です。

これまでIT業界では情報の管理にシビアであるので、国家情報法の動向を注視はしておりましたが、ドローン業界は残念ながら7割をDJI社(中国)が占めており、残りをシェアを2位のParrot社(フランス)、3位の3D Robotics(アメリカ)が並んでいるような状態です。(トイドローンは除く)

ビジネス向けの産業用ドローンに目を向けてみても、オリジナル機体ではあってもコアユニットはDJI製というケースも多々見受けられます。

ドローンは「空飛ぶIoT」とも呼ばれるほど高精度なセンサーやカメラを有しており、その活用方法も空撮や物流だけでなく、監視や点検といった業務利用も多くなってきています。
ドローンを使ったことある方はご存知と思いますが、ドローンはメーカーのアプリで操作することも出来るようになっており、こちらはクラウドと連携しているものがほとんどです。
当然ながら、取ろうと思えばドローンが取れるデータを全てメーカーが保有することが出来るわけです。

IT業界ではこういったチャネルからのデータ漏洩にもかなり敏感になります。
当然国家情報法によれば、中国国民はこれらのデータを国家に提供する義務を有しています。(そう、何も通信会社だけの問題ではないのです!)

今後ビジネス利用で日本の国中をドローンが飛ぶことになり、そのシェアを中国の会社に占められてしまえば、日本は丸裸状態。。。
もし戦争ともなれば、開始早々から情報戦で負けていることになるのです。

我々リベルダージは設立当初からドローンビジネス向けのサービスを展開してきたIT企業ですので、ビジネス領域においては日本国民として国を危険に晒す可能性があることは出来るだけ排除しなければなりません。

これまではDJI製ドローン以外の選択肢がほとんどなく、頼みのParrot社も産業用以外からの撤退が危ぶまれていましたが、良い意味で期待を裏切って最高の機体「ANAFI」を発売されました。そして、つい先日コンボセットも発売されたので、満を持してリベルダージでも配備することにしました!

これまでは産業用以外ではほぼDJI製ドローンばかり触って来ましたが、今回Parrot製ドローンを飛ばしてみて、十分なホバリングと操作性がありました。
しかも、速度や操作の設定も細かく行えるので、空撮においてはかなり役立ちそうな気がします。(しかも、ANAFIは上下180度のカメラとズーム機能が付いてます!)

バッテリーも体感では同価格帯のMavic Airより長い時間飛行が可能です。

リベルダージでは、パイロット講習では今後もDJI製ドローンも使う予定ですが、年明けすぐに予定されている映画の撮影から業務利用ではParrot製ドローンに切り替えていこうと考えています。

 

余談ですが、Telloに代わる練習用ドローンとして同じくParrot製のMamboも配備しました。
こちらはパーツを変えれば、物を掴んだり、FPVでドローンレースしたりも出来ますので、練習には最適です!
特に、レース用の設定ではかなり操作を鍛えることが出来ますので、もし試してみたい方はリベルダージまでご連絡ください (*^▽^*)

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